2020年度のDPC調査の資料が公開されました。
2020年度のデータ提出加算やDPC病院のデータ提出に関わる内容ですので記載内容見ていきたいと思います。
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DPC調査のホームページで2020年度の「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料が公開されました。
参考:DPC調査のホームページ
2020年度のデータ提出に関わる内容で、変更点は病院やメーカーに大きな影響を与えます。
今回の変更のポイントはいくつかありますが、まずはKファイルという新様式の追加です。
レセコン等から出力したファイルを変換して作成されるファイルということで、入院医療のシステムを取り扱っているメーカーとしては大きな改修になると思われます。
病院側にとっても提出ファイルが増えるので、チェックが一段と大変になることが予想されます。
また、Hファイルについては重症度、医療・看護必要度の仕様にあわせた形ではなく、A項目の一部やC項目は提出不要となっています。
こちらもデータを作成するうえで注意が必要になってきます。
様式1については診療報酬改定のたびに、入力項目の見直しが入ります。
今回見直しが入ったものを簡単にまとめると
- 予定救急医療入院の入力条件の変更
- 要介護度・要介護情報が入力必須となった
- 要介護情報の入力項目が変更
- 褥瘡の入力がDESIGN-Rに変更
- 地域包括ケア病棟入棟、退棟のADLスコアが新規に追加
- 関節リウマチ患者情報が入力不要
- SOFAの入力条件の変更
他にも資料を読んでいくと細かいところが変更になっているみたいです。
DPC調査のメインデータは様式1といっても過言ではないので、様式1の変更点はしっかりと抑えておきたいところです。
まとめ
データ提出加算、DPC病院のデータ提出にとって大切な「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料。
2020年度の初回の提出は先にはなりますが、来月には新しい資料に沿ってのデータ作成がはじまるので、しっかりと読み込んでおきたい資料の一つです。
メーカーの方にとってもKファイルやHファイルの対応など、注意が必要な対応が多くありますので、来月のデータ作成にむけてがんばってください(私が所属する会社もレセコン、看護のシステムをはじめ必死に改修中です・・・)