「医療」「情報」関連で読んだ本を紹介するコーナーです。
日々様々な本を読むことが多いので、その中の読んだ本でおもしろかったものを紹介していきます。
今回紹介する本はマシュー・ウォーカーさんの「睡眠こそ最強の解決策である」です。
現代社会で睡眠に悩んでいる方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか?
また、自身の睡眠には困っていないが、社員のパフォーマンスをあげるために睡眠の重要性を学んでいきたいということも考えている人は少しずつ増えているのではないでしょうか?
こういった悩みに睡眠のメカニズムやなぜ睡眠が大切かを紹介するのがこの本です。
1.この本について
1.1 概要
タイトル:睡眠こそ最強の解決策である
著者:マシュ・ウォーカー
出版社:SBクリエイティブ
ページ数:427ページ
睡眠こそ最強の解決策である
1.2 著者
カリフォルニア大学の神経科学、心理学の教授。
睡眠コンサルタント、睡眠科学者、睡眠・神経イメージ研究室所長と睡眠に関して第一線で研究されている方です。
2.本の内容について
睡眠のメカニズムからはじまり、なぜ睡眠は重要なのか、そして私たちの睡眠を阻害するのはなにかと睡眠の本質につながる形で紹介していきます。
パートは大きく4つに分類され
- 眠りとは何か?
- なぜ眠りが重要なのか?
- なぜ夢を見るのか?
- 睡眠とどう向き合うべきか?
それぞれ睡眠についてかなり詳しく書かれています。
ただ単に睡眠に困っている人にむけての内容もかなり充実していますが、睡眠不足による社会的な影響も書かれています。
健康な方で睡眠を少しくらい削ってもいいと思っている方も、自身の健康を保つために睡眠の大切さを知っていただける一冊です。
この本の最後には本での内容をまとめて12のアドバイスが付録としてついています。
そのなかでも気になったもの・実践しているものを3つ紹介します。
- いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
- 日中に太陽の光を浴びる
- 眠れないままずっと布団にいない
他の項目も含めて基本的なアドバイスですが、メカニズムを改めて読むとこれらが大事と理解できました。
睡眠について少しでも気になる方は、なかなか読み応えがある本ですのでぜひ読んでみてください。
3.感想
睡眠のメカニズムがぎっしり入った一冊で、睡眠への理解がさらに深まった1冊でした。
印象に残ったのは睡眠を改善するところだけでなく、睡眠を医療改革、教育、仕事(社会)に活かすところにも触れていたことです。
様々な場所でいいパフォーマンスを出すためにも、自分だけでなく周りの方の睡眠を考えることもこれからの社会では必要になってくると感じました。
睡眠こそ最強の解決策である