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データ提出加算

データ提出加算入門 | データ提出加算とは?から提出するDPCデータの解説

入院料の算定要件として届け出の拡大が進んでいる「データ提出加算」。

2020年度も算定要件となる入院料が拡大し、慢性期系の病床に対しても提出が求められる形になっています。

そんなデータ提出加算について、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?

  • これからデータ提出加算を算定したいがどうしたらいいかわからない
  • データ提出加算の業務に従事して間もなく、データ提出加算の内容が難しい

このような悩みにお答えしようと本サイトではいくつか記事を紹介してきました。

その中でデータ提出加算を一から学ぶ人にもわかるよう、データ提出加算の入門といえる記事をまとめました。

記事の内容
  • データ提出加算とは?
  • データ提出加算の施設基準のポイントは?
  • データ提出加算ではどんなデータを提出するのか?
  • 提出するデータのポイントは?

こんな内容をまとめていますので、ぜひこれからデータ提出加算に関わる人はご覧ください。

著者はデータ提出加算に提出するデータを作成するシステム開発・コンサル業務を行っているので、医療機関やメーカーがよく抱えている悩みを中心に記事を作成しています。

※この記事は2020年診療報酬改定をもとに作成しています。

データ提出加算とは?

まずはそもそもデータ提出加算とは?というところです。

データ提出加算とは?からデータ提出加算の重要性をまとめています。

データ提出加算の入門の入り口というところです。

 

データ提出加算には1と2があります。

上記の記事ではデータ提出加算1について中心にまとめていましたので、データ提出加算2や1と2の違いを知りたい方はこちらをご覧ください。

 

また、2020年度からデータ提出加算3,4が新設されています。

データ提出加算3,4の違いはデータ提出加算1,2の違いと同じですが、データ提出加算3,4は従来のデータ提出加算1,2と大きく考え方が異なります。

データ提出加算3,4について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

最後にデータ提出加算には提出データ評価加算という項目から2018年度の診療報酬改定で追加になっています。

提出データ評価加算についてはこちらでまとめています。

この4つを読んでいただければデータ提出加算とはどういうものかについて理解していただけたかと思います。

次からは具体的に算定するためのポイントはなにかについて紹介していきます。

データ提出加算の施設基準

データ提出加算を算定するためには施設基準を満たす必要あります。

ここではその施設基準とポイントになるところを見ていきます。

施設基準

データ提出加算の施設基準は下記のように定められています。

  1. 「A207診療録管理体制加算」に係る届出を行っている保険医療機関であること。ただし、次のアからウの保険医療機関にあっては、A207(1又は2)の施設基準を満たしていれば足りる。
    ア:回復期リハビリテーション病棟入院料のみの届出を行う保険医療機関
    イ:地域包括ケア病棟入院料のみの届出を行う保険医療機関
    ウ:回復期リハビリテーション病棟入院料及び地域包括ケア病棟入院料のみの届出を行う保険医療機関
  2. 厚生労働省が毎年実施する「DPC導入の影響評価に係る調査(特別調査を含む。)」に適切に参加できる体制を有すること。 また、厚生労働省保険局医療課及びDPC調査事務局と常時電子メール及び電話での連絡可能な担当者を必ず2名指定すること
  3. DPC調査に適切に参加し、DPC調査に準拠したデータを提出すること。なお、データ提出加算1及び3にあっては入院患者に係るデータを、データ提出加算2及び4にあっては、入院患者に係るデータに加え、外来患者に係るデータを提出すること
  4. 「 適切なコーディングに関する委員会」を設置し、年2回以上当該委員会を開催すること。

この4つになります。

参考:厚生労働省:令和2年度データ提出加算に係る説明資料

ポイントとなるのは

  • 診療録管理体制加算を算定していること
  • DPC導入の影響評価に係る調査に参加し、DPCデータを提出すること

の2点になります。

この2つについて詳しく見ていきます。

診療録管理体制加算

まずはポイント1点目の診療録管理体制加算の算定についてです。

診療録管理体制加算とは?から診療録管理体制加算にも1と2があるため、その違いを施設基準を交えて紹介しています。

診療録管理に関わる大切な加算ですのでしっかりと押さえたい項目の一つです。

DPC調査とは?

続いて2点目のポイントのDPC導入の影響評価に係る調査(以下、DPC調査)です。

この調査に参加してDPCデータを作成し、提出が要件にありますがそもそもDPC調査とは何か?についてこの記事では紹介しています。

データ提出加算で提出するDPCデータ

入門編、最後に紹介するのはDPCデータについてです。

  • どういったデータを作るのか?
  • データを作る上でのポイントは?

この2点について紹介していきます。

提出するDPCデータとは?

DPC調査ではいくつかの種類のファイルを作成し、提出します。

そのファイルにはどんなファイルがあるかを下記の記事でまとめています。

紹介したファイルの中で作成が大変なのは「様式1」と「Hファイル」です。

どちらも独特な構造をしており、初めて作る方には少々大変です。

そこでこの2ファイルについて、

  • 「様式1」「Hファイル」とはどういうものか?
  • これらのファイルの特徴は?
  • 作成するうえでのポイントは?

についてそれぞれ紹介していきます。

様式1を作成するうえでのポイント

まずは様式1を作る上でのポイントです。

様式1にはいろいろな特徴があるので、ここでデータを作成し始めてすぐの方が躓きやすいところを中心に紹介しています。

Hファイルを作成するうえでのポイント

続いてHファイルを作成するうえでのポイントです。

Hファイルも様式1と類似したデータ構造で、入力する項目も複雑であることから初心者は躓きやすいファイルになるので、こちらも作成のポイントを下記の記事でまとめています。

まとめ:データ提出加算入門

データ提出加算の入門ということで、データ提出加算とは?から作成するファイルまで紹介してきました。

データ提出加算について理解が少しでも深まっていただければ幸いです。

作成するデータは医療機関ごとに異なり、入力項目も医療機関が主で診療している内容によって大きく変わってきます。

データは継続的に作成していくことになるので、自分が所属する医療機関でポイントとなる入力項目・評価項目はどれになるかもデータ入力に慣れてきたらおさえていきましょう。

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