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インフォームドコンセントとは? | 医療情報技師の医学医療系の頻出問題解説

医療情報技師の医学医療系の頻出問題を解説するページになります。

医療情報技師を目指す人はもちろん、医療情報分野について学びたい方にもわかりやすく紹介していきます。

今回紹介するのは『インフォームドコンセント』となります。

今回抑えておきたい内容をこちらになります。

記事の内容
  • インフォームドコンセントとは?
  • インフォームドコンセントが記載されている法律は?

 

医療情報技師の試験の内容について知りたい方はこちらの記事をあわせてご覧ください。

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1.インフォームドコンセントについて

インフォームドコンセントとは診断・診療手順、傷病名、症状、治療の方法、治療法のもう特徴・利点・危険性および予後について患者や家族が十分理解できるように説明し、十分納得したうえで医療行為実施に同意を得るための手順のことである。

簡単に言えばこれから行う医療行為をしっかりと説明して、了承を得ることとなります。

みなさんも病院で診察を受けた際に手術や処置をする前に、医師から説明があって同意を求められた経験はないでしょうか?

こちらがインフォームドコンセントになります。

 

このインフォームドコンセントは法律にも記載があり、医療法第1条の4第2項に「医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るように努めなければならない」とあります。

 

上記のほかにインフォームドコンセントのポイントを下記にまとめます。

  • ヘルシンキ宣言で倫理指針として定められた
  • 自己決定の判断能力がないとされる幼児の場合は代理人(保護者)の同意が必要
  • 患者の同意はいつでも撤回できる

こういった内容も試験で問われることがあります。

2.過去5年の出題状況

過去5年の出題状況は以下のような形になっています。

年度出題の有無
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度

 

ここ5年は出題傾向としては、ほぼ毎年出題されています。

2015年度は直接的に出題されていませんが、インフォームドコンセントの知識があればその問題の回答候補を減らせるようなもののため△としています。

しっかりと抑えておきたい問題となります。

3.例題(過去問)

インフォームドコンセントの例題として過去問を2問用意しました。

3.1 1問目

問題

「医師による診断・治療に関する十分な説明に基づく患者の同意」はどれか。

1.ターミナルケア
2.リビングウィル
3.パートナーシップ
4.セカンドオピニオン
5.インフォームドコンセント

 

解答

解答は5になります。

診断や治療による説明と同意になるのでインフォームドコンセントが解答になります。

そのほかの回答のなかでポイントとなるものは、セカンドオピニオンです。

セカンドオピニオンは医療行為について担当医以外の医師から適切であるかを判断してもらうために意見を求めることになります。

こちらの問題は2019年に出題された問題になります。

3.2 2問目

問題

インフォームドコンセントについて誤っているものはどれか。

1.医師法に規定されている
2.十分な説明が必要である
3.ヘルシンキ宣言で明文化された
4.患者が自己選択する権利である
5.リズボン宣言で患者の権利として明文化された

 

解答

解答は1になります。

インフォームドコンセントは医師法ではなく医療法に示されています。

それ以外の回答についてはすべて正しいものになるのでおさえておきましょう。

まとめ:インフォームドコンセント

医療情報技師の医学医療系の対策として「インフォームドコンセント」を取り上げました。

実際の病院で経験されている方も多いと思うので、自分の経験と紐づけて覚えていきましょう。

最後にまとめとなります。

ポイント
  • インフォームドコンセントとは診療行為について説明し、同意を得ること
  • 医療法に明記されている

 

医療情報技師の過去問を重点的に実施したい方はこちらの過去問集もあわせてどうぞ。

医療情報技師 過去問・解説集

 

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