医療現場でよく話題に上がる「重症度、医療・看護必要度」。
直接重症度、医療・看護必要度の評価に関わる人は詳しいかもしれませんが、医療事務やこの業界に入ってきたばかりの人には難しい項目になります。
また、診療報酬改定でたびたび項目の見直しやルールが変更されるので、現場で評価を行っている方でも改定時は注意が必要な項目です。
そんな疑問にお答えしようと本サイトではいくつか記事を紹介してきました。
その中で重症度、医療・看護必要度を一から学ぶ人にもわかるよう、重症度、医療・看護必要度の入門といえる記事をまとめました。
- 重症度、医療・看護必要度とは?
- 重症度、医療・看護必要度はなぜ大事なのか?
- 重症度、医療・看護必要度Ⅰ・Ⅱとは?
- 評価表にはどんな種類があるのか?
こんな内容をまとめていますので、ぜひこれから重症度、医療・看護必要度に関わる人はご覧ください。
著者は重症度、医療・看護必要度システム開発・コンサル業務を行っているので、医療機関やメーカーがよく抱えている悩みを中心に記事を作成しています。
※この記事は2020年診療報酬改定をもとに作成しています。
※これを勉強して重症度、医療・看護必要度の評価ができるようになるわけではありませんのでご注意ください。
1.重症度、医療・看護必要度とは?
重症度、医療・看護必要度とは、簡単に言えばどの程度看護を提供しているか、また看護のかかり具合がこの病院ではどの程度あるのかを測定するのがこの指標です。
この重症度、医療・看護必要度とはについて解説したのがこちらの記事になります。
この記事では重症度、医療・看護必要度の重要性やどういったところで使用しているかについても紹介しています。
2.重症度、医療・看護必要度ⅠとⅡについて
重症度、医療・看護必要度の一般病棟の評価には2018年度の診療報酬改定からⅠとⅡという区分が新設されました。
重症度、医療・看護必要度Ⅰは従来の手引きに基づいた看護師の評価で、Ⅱは診療実績データに基づいた評価になります。
このⅠとⅡの違いや評価の方法についてまとめたのがこちらの記事になります。
3.重症度、医療・看護必要度の評価表
重症度、医療・看護必要度の評価表には下記の3つがあります。
- 一般病棟用
- 特定集中治療室用
- ハイケアユニット用
それぞれの評価表の内容や特徴について解説したのがこちらの記事になり、まず下記が一般病棟用の評価表の紹介になります。
特定集中治療室用、ハイケアユニット用をまとめたのがこちらになります。
4.DPC調査のHファイルについて
重症度、医療・看護必要度とかかわりが深いのがDPC調査のHファイルです。
Hファイルでは重症度、医療・看護必要度で評価した情報を入力するファイルになります。
このファイルはいつ作成するのが、どういった患者で入力するのかについてはこちらの記事でまとめています。
医療事務の方にとってはこのHファイルが重症度、医療・看護必要度と接点があるところかと思いますので、Hファイルと重症度、医療・看護必要度の関係性をこちらで学んでいただければと思います。
まとめ:重症度、医療・看護必要度入門
重症度、医療・看護必要度の入門ということで、重症度、医療・看護必要度とは?からⅠとⅡの違い、評価表の種類について紹介しました。
限られた内容ではありますが、重症度、医療・看護必要度について理解が少しでも深まっていただければ幸いです。
重症度、医療・看護必要度は評価は看護師が中心になって行いますが、評価されたデータはさまざまなところで使用されています。
そのため医療関係者は少しでも重症度、医療・看護必要度について学んで頂ければと思います。